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執筆者の写真Hiroto Yamazaki

前編「カンヌ案内人 河尻亨一さんに”世界のクリエイティブがやってきた!2022”展を案内してもらってきた

更新日:2023年5月23日

みなさん、こんにちは。

ブランド・コンサルタントの山崎です。


今回は

これまでの「新時代のブランディング」シリーズの閑話休題で

番外編をお届けしたいと思います。


とは言いつつ、前回のコラムが

「ブランディングって世界ではどうなっているのか?

~カンヌライオンズの観点から」

で“カンヌの10年の潮流”についてのお話だったので

今回はその続編的な“カンヌの2022年の傾向”についてのお話になります!!


では、早速始めたいと思います!



先日、アドミュージアム東京で開催中の

「世界のクリエイティブがやってきた!2022」展

に行ってきました。


しかも、“カンヌ案内人”こと河尻亨一さんの案内付きです!

写真:河尻さん(左)、筆者(右)


実は河尻さんとは、もう10年以上の交流があり、

ブランドxクリエイティブのコンビで

クライアント対応や連載記事企画などで、

何度も一緒に仕事をさせて頂いてきました。


日本のクリエイティブ界隈で、私が最も信頼する人の一人であり、

ブランドxクリエイティブによって起きる

化学反応の面白さに気付かせてくれた人であり、

カンヌ・ウォッチャーとして毎年リアルタイムに発信する河尻さんのレポート

現地に行かずとも有難くカンヌを学ばせて頂いておりました。


またカンヌを通じ、日本のブランディングやクリエイティブが

世界からどんどん離されている危機感を

共に公の場で発信し続けた同志でもあります。


その河尻さんの案内によるカンヌ2022ですが、


うーむ。これまで以上に考えさせられてしまった、、。


と言うのは、、


まず河尻さんによると、全体の方向性はこのようになっている、との事。


「たたかうクリエイティブ」、、 更に本文から重要部分を書き出しますと 「グローバル規模の課題に対して、クリエイティビティができることは何か?」 「ブランドは今後、社会とどうつながっていくべきか?」 ここまでは、このカンヌの10年の潮流にのったものですが、その後 「躊躇した現状を打開し、次の一歩を切り拓くべく時代と格闘する 先端のブランド・コミュニケーション、つまり“たたかうクリエイティブ”、、、、」 ここですね。課題の重さは認識していましたが、格闘するレベルなのか? という疑問が。 では、何と格闘するのか? 5つ、あがってました。


・不公平さとたたかう ・ヘルスイシューとたたかう ・暴力とたたかう ・偏見・常識をたたかう ・気候変動とたたかう カテゴリーとしての違和感はないですが 日本にいると 「戦うレベルまで来てるの?」 と感じます。 これは、日本が単一民族(細かく言うと単一ではないが)で、 宗教への関心は低い人が多く、銃社会でもなく治安やマナーも海外と比較すると良い、 などなどの要因があるでしょう。 各作品を観てみると

・課題の捉え方と解決のアプローチが重い(→これまでの潮流が過激に加速)、

・人の動かし方がダイナミック(→これは今までのカンヌも同様)


正直、

「この方向の作品を創るのは、日本人には無理だな」 と感じました。

(数年前に自分が選んだ「ブランド動画10選」とは明らかにテイストが違います) 良くも悪くも日本は平和ボケなのかもしれません。 カンヌを観ていると、日本はこの10年ですっかり グローバルのブランディングやクリエイティブに後れをとってしまった と考えていましたが、さらに今後、日本はどうしたら良いものか、、、? 「日本、結構やばくない?」 これは、今後しっかり考えないといかん、 と感じました。 では、日本は今後どうしていくべきか? 結構長くなりそうなので、後編に続きます!笑

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